おはようございます!Micandaです。
昨日お話した江東区深川江戸資料館の後に清澄庭園に行きました。
今日は清澄庭園のお話です。
(公益財団法人 東京都公園協会のパンフレットを参考にさせていただき、書きました。)
清澄庭園とは
清澄白河駅から徒歩3分のところにある都立庭園です。
江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷と一説では伝えられており、下総国 関宿藩主 久世大和守(くぜやまとのかみ)の所有を経て、三菱財閥 創始者の岩崎弥太郎の手に渡りました。
その後も造園工事が進められ、明治の庭園を代表する「回遊式林泉庭園」として完成しました。
関東大震災後、被害の少なかった庭園の東半分を1924年に東京市に寄付し、1977年に庭園の西側に隣接する敷地を開放公園として追加開園したそうです。
庭園は1979年に東京都の名勝に指定されています。
名石、水鉢、灯籠、石橋
清澄庭園にはたくさんの名石があります。
私は石について全く知識がないので名前を聞いてもピンときませんでしたが、据えられている石はとても大きく立派でした。
赤茶色をした美しい石もありましたよ。
清澄庭園の石は岩崎家が自社の汽船を使って、全国の石の産地から集めたものだそうです。
さすが三菱財閥です。
そして、水鉢もいくつかありました。
保津川石でできているようですね。
これは多重塔です。
園内にある石の中でも年代ものなんですって。
塔の根元には四方仏が彫られています。
この写真では分かりづらいですね (^^;
灯籠もたくさんありました。
↑この灯籠が一番味があって好きです。
人間だけでなく、鳥にとっても石渡りは大切な場のようです。
石の間にいる小魚を捕まえていました。
石橋もありますよ。
大泉水、涼亭
清澄庭園は大泉水という広い池を中心に作られています。
大泉水には「中の島」、「鶴島」、「松島」という3つの島があります。
これは鶴島だったかと思います。
そして涼亭という数寄屋造りの建物が池に突き出るように建てられており、風情があります。
大泉水は昔は隅田川から水を引いていましたが、現在は雨水でまかなっているとか。
築山
築山とは土をもって山を人工的に造ったものです。
清澄庭園には富士山を模した築山があります。
関東大震災前には山頂近くには木を植えずに、サツキなどの木々を横に数列植えて、富士山にたなびく雲を表現していたそうですよ。
その様子、見てみたかったです。
色々な生物が見られます
大泉水には鯉や亀や鳥などがいます。
岩の上で甲羅干しする亀たち。
なんだか岩が大きな亀の甲羅のようです。
鴨(?)がスイスイと泳いでいました。
美しい赤と白の鯉がいました。
小さな子がお麩を鯉にあげていたのですが、鯉が集まりすぎていたのと、鯉のあまりの勢いにMicandaは少し怖かったです(^^;)
小さい子の無心に餌をあげる姿をみて、たくましいなぁ~と思いました。
残念ながら12月からは鯉の餌やりは禁止になってしまうそうです。
かわいい実をつけた木も見られました。
少しだけ紅葉した木もありましたよ。
もう冬支度が始まっていました。「マツの菰巻(こもまき)」と言うそうです。
菰で梅の花をかたどっているのかしら。
菰巻は江戸時代から続く防虫駆除法です。
みんなの癒しの庭園
清澄庭園を訪れている人たちは好きな場所でお庭を見ながら和んでいました。
清澄白河はテイクアウトできるコーヒーショップもあるので、イスに座ってコーヒーを飲みながら庭園鑑賞されている方もいましたよ。
(飲食はO.K.ですが、レジャーシートとアルコールはNGです。)
清澄庭園で過ごす休日はとても清々しく、気分が良かったですよ。
昨日、一昨日でご紹介した江東区深川江戸資料館の近くなので、合わせて行かれてもよいかと思います。
江東区深川江戸資料館のお話→江戸の町並みを見て、触って、学べる資料館へ行って来ました①、②
清澄庭園について詳しくはこちら→公益財団法人 東京都公園協会のウェブサイト
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…
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