おはようございます!Micandaです。
今日は昨日に引き続き、忍者寺こと妙立寺のお話です。
今回も妙立寺のパンフレットを参考にして綴ります。
↑Micandaお気に入りの彫刻。
妙立寺の本堂入口の上のほうにありました。
空飛ぶゾウと呼んでおきましょう。
妙立寺内部は写真撮影NGなので、今日の写真は空飛ぶゾウのみです。
仕掛け
敵(徳川幕府)から攻め入られた時に備えて、妙立寺には種々の仕掛けがあります。
㊟ 以下は仕掛けについて書かれていますので、妙立寺の仕掛けについて見学時まで知りたくないという方はこのページは飛ばしてください。
仕掛け賽銭箱
本堂正面入り口に床に埋め込まれた珍しい賽銭箱があります。
賽銭箱が正方形型の穴にはめ込まれているのです。
実はこの正方形の穴が落とし穴になっており、非常時に賽銭箱を外して落とし穴として使えるようになっています。
落とし穴階段
妙立寺には階段が29もあるのですが、階段を使った仕掛けがいくつかあります。
その中の1つが落とし穴階段です。
下男部屋へと続く階段なのですが、階段を使う時以外は床板が乗せられており、床板の先に3段ほどの階段が常時見えています。
しかし、敵が攻めてきた時には床板を外して落とし穴として利用したり、床板をはめたままにして身を隠したりできるようになっています。
お寺の中は薄暗く、先に3段の階段があるので、まさか手前に落とし穴があるとは思わず、勢いよく攻めてきた敵が落とし穴に落ちてしまうという感じでしょうか?
明かり取り階段
階段の足を乗せる踏み板ではなく、踏板と踏板をつないでいる縦の部分を蹴込(けこみ)というんですね。
妙立寺のパンフレットを見て初めて知りました。
階段の正面に立つとよく見える、段の高さをつけている部分のことです。
妙立寺にはその蹴込のところを障子張りにした階段があります。
普段は障子から入る光を明り取りにしているのですが、敵に攻め入られた時には階段の裏から敵の足影を見て槍を差すことができる仕組みになっています。
考えただけで痛そうです (>_<)
本堂裏 隠し階段
この本堂裏 隠し階段は「隠し階段」というだけあって、普段は全く見えません。
床板で隠されているのですが、ただ板が乗せられているだけでなく、押し入れの扉に床板が噛ませてあるのです。
床板に扉をスライドさせる溝がつけられており、その溝に扉が乗っているので、扉が乗っている状態では絶対に床板を外すことはできません。
扉をスライドさせて開けてからでないと床板は外せないのです。
床下には逃げるための通路が作られています。
私のヘタな説明では分かりずらいと思いますので、実際に妙立寺に行って確かめてみて下さい (笑)
伝説の井戸
妙立寺には約25mの深さの井戸があり、茶水に利用されていたそうです。
でも、ただの井戸ではありません。
水面上に横穴があり、金沢城までつながっていたといわれています。
いざという時にこの横穴からお城に逃げられる言われているそうですが…
当時の技術では「あるところ」の下を通るトンネルを掘ることは難しかったそうです。
「あるところ」は妙立寺で説明を聞いて下さい。
とは言っても金沢まで行くことができない方もいらっしゃるかと思いますのでヒントを。
金沢城は「あるもの」に挟まれています。
その「あるもの」が上の「あるところ」です。
前のお話に答えがあります。→金沢旅行③
まだまだたくさんの見どころがある忍者寺こと、妙立寺。
金沢へ行かれる際には訪れてみてはいかがでしょうか?
確実に拝観できるよう、事前に予約をされることをオススメします。
※当日に予約時間の変更はできないことと、幼児・未就学児の拝観ができないことをご注意下さい。
妙立寺について詳しくはこちらをご覧ください。→妙立寺ウェブサイト
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…
金沢旅行の記事の一覧は以下をご覧ください。
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