2日目は朝食前にホテル内の温泉と中禅寺湖周辺の散策を楽しみました。
そして、12時頃にホテルをチェックアウトしたあと、イタリア・英国大使館別荘記念公園へ行きました。
中禅寺湖に霧が立ち込め、周りの山々が水墨画のようでした。
道はきれいに整備されており、歩きやすかったです。
ただ、ザ・リッツ・カールトン日光から英国大使館別荘記念公園までは徒歩で35分かかったので、徒歩の場合はスニーカーなどの歩きやすい靴で行かれることをオススメします。
歩き始めた頃は男体山の上の方しか見えませんでしたが、
途中からは霧も晴れてきて、山すそまできれいに見えるようになってきました。
途中、分岐路が。
もちろん近道とある右側の道を行きました。
途中、九輪草が群生していました。
鮮やかで可愛らしい九輪草を見られてとても幸せな気分になりました。
写真のピントが合っていないのが残念ですが…
中禅寺湖や植物を眺めながら歩いていると、英国大使館別荘記念公園に到着!
でもその前に英国大使館別荘記念公園から5分程離れたところにあるイタリア大使館別荘記念公園に先に行くことにしました。
イタリア大使館別荘記念公園
杉の皮で造られた外壁が和風のような洋風のような不思議な建物でした。
物語に出てきそう。
かつてのイタリア大使の家族が夏を過ごした別荘だったそうです。
昭和3年(1928年)に建てられました。
内装も木材の凝った装飾がされていて、とても見応えがありました。
こんなに近くで中禅寺湖を眺められる別荘なんて素敵ですね。
ここでひと夏を過ごしてみたいものです。
旅行ガイドブック『ココミル 日光 鬼怒川』によると地元の杉の皮やモミの木などを使っているそうです。
それにしても、かなり凝った装飾ですね。
イタリア大使館別荘記念公園はチェコの建築家アントニン・レイモンドの手掛けた建築だそうです。
こちらの広縁から中禅寺湖をぼーっと眺めるのも贅沢ですね。
こちらは2階の寝室です。
樹木のグリーンと中禅寺湖のブルーが美しい眺め。
目覚めてすぐにこの景色を眺められるなんて幸せですね。
もちろん外に出るともっと近くから湖を眺められます。
自然美に心奪われました。
湖を背にして別荘を撮影。
入口側はほっこりとした表情に感じましたが、湖側は洗練された雰囲気に感じました。
近くにある国際避暑地歴史館では、別荘として利用されていた頃の優雅な別荘ライフの映像などが見られます。
当時の様子を知ることが出来て、とても興味深かったです。
英国大使館別荘記念公園
英国大使館別荘記念公園へ戻ってきました。
シックなデザインのこちらの別荘は、明治維新に大きな影響を与えたイギリス外交官アーネスト・サトウさんの元別荘だそうです。
明治29年(1896年)に建てられました。
アーネスト・サトウさんは明治維新の頃のドラマや小説なんかによく登場される方ですね。
館内にはサトウさんの生涯についての紹介など興味深い展示がされていました。
英国人紀行作家のイザベラ・バードさんもこちらの別荘に滞在されたそうです。
その時のエピソードが記された『日本奥地紀行』をいつか読んでみたいものです。
最高の眺めの書斎ですね。
仕事ははかどるのかしら?
私の場合はずっと湖を眺めていて、仕事は手つかず状態になりそうです。
暖炉の装飾が凝っていました。
こちらのデスクはアーネスト・サトウさんが息子の武田久吉さんにプレゼントしたものだそうです。
久吉さんの英国留学中にプレゼントされたとのこと。
そして、久吉さんが日本に帰国される際に持ち帰り、その後も愛用されていたそうです。
当時の文化を感じられる展示もありました。
英国大使館別荘記念公園ではティータイムを楽しむことができました。
平日でも大人気でしばらく待ちました。
なので、館内を見回る前に2階に行って様子を見て、待ちが出ているようだったらウェイティングリストに名前を書いてから館内を見回ったほうが良いかと思います。
時間に余裕があれば、湖を眺めながらゆっくりと待つのもありかと思いますが…
食器やインテリアも素敵で、紅茶を待つ間も楽しめました。
英国大使館シェフ監修のスコーンと紅茶をいただきました。
嬉しいことに晴れてきました。
とっても美しい湖畔の眺め。
青い空と山々の緑、そして水面がキラキラとして最高の眺めでした。
恐らく一生忘れることはないでしょう。
奥日光がこんなに素敵なところだとは!と感動しました。
いろは坂は正直キツイですが、ぜひ1度は訪れていただきたいです。
こんなにかわいいお花にも出合え、
新緑の中、とても気持ちのいい帰り道となりました。
帰りは行きよりも男体山の緑がより美しく見えました。
時間があれば中禅寺もじっくりと参拝したかったのですが、帰りのバスの都合で無作法ながら外からのお参りとなりました。
この後はホテルで預かっていただいた荷物をピックアップして、バスにて東武日光駅へ向かいました。
次回は2日目に宿泊したホテルについて綴ります。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それではまた…
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