おはようございます!Micandaです。
前回ブログを更新してから1ヵ月以上過ぎていたんですね。
今年は梅雨がなかなか明けず、新型コロナで外出もできないので特に予定もなく、ただ漫然と過ごしているうちに月日が流れていました。
早いもので明日はもう8月なんですね…
8月はもう少し頑張って綴っていきたいと思います。
それはさておき、早いもので香川県旅行から5ヵ月以上も経ってしまいました。
記憶が薄れつつありますが、続きを綴っていこうと思います。
ということで、今日は金刀比羅宮の後に訪れた旧金毘羅大芝居について綴ります。
旧金毘羅大芝居
金刀比羅宮大門から旧金毘羅大芝居までは徒歩で10分くらいでした。
向かう途中、趣きのある神社の鳥居がありました。
階段を上って、坂を下って…
立派な建物が現れました!
こちらが旧金毘羅大芝居です。
立派な芝居小屋です。
現存する日本最古(1835年)の芝居小屋でありながらも、毎年4月には「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催されているそうです。(昭和60年より)
旧金毘羅大芝居は国の指定重要文化財に指定されています。
建てられた当時は富籤(とみくじ)の改札場も兼ねていたそうです。
富籤とは現在の宝くじみたいなものです。
【旧金毘羅大芝居情報】
敷地面積:3,079㎡ 建築面積:850㎡
旧金毘羅大芝居パンフレットより引用
延床面積:1,161㎡(1階:850㎡・2階:311㎡)
構造様式:木戸、客席、舞台、楽屋等複合建築物
収容人員:740名
竣工年月:51年3月31日
重文指定:昭和45年6月17年
1階
さて、中に入ってみましょ。
入口を入ると左右に下足場がありました。
ちなみに、見学の際には下足場には靴を預けられません。
土間に脱いでください。
ちょうど私の前に入館していたご夫婦がガイドさんに説明を受けていたので、ご一緒させていただきました。
劇場内はこんな感じです。
テレビでよく見かける升席をみて、なんだか感激してしまいました。(平場と言うそうです。)
この一升に大人5人が定員だそうですが、かなりきつそうです。
身長150㎝ちょいの私でもぎゅうぎゅうだわ💦
こちらはリッチな方の小部屋風のお席です。
なんて言うんでしょ?ボックス席としか思いつきません…
2階
さて、2階にやってきました。
少し舞台が遠いですが、舞台全体を俯瞰(ふかん)できて良い席だなぁと感じました。
しかも宙乗りする装置もあるので↓、2階から観たらかなり迫力がありそうです。
2階席の背後の壁には、ブドウ棚という格子状の天井へ上る梯子(はしご)がありました。
ブドウ棚から桜吹雪を散らすことができるそうです。
旧金毘羅大芝居のパンフレットによると、約500本の竹を使用しているそうですよ。
舞台・舞台裏
再び1階です。
舞台が出っ張っているのですが、この部分を空井戸と言うそうです。
舞台下から出入りしたり、早変わりなどに使用するそうです。
こちらは廻り舞台です。
分かりにくいですが、廻り舞台にセリがあります。
セリにより、後から紹介する奈落と舞台を上下することができます。
そして、こちらは舞台裏です。
舞台の奥には楽屋があります。(写真右側)
こちらの楽屋は音楽を担当する御囃子の方たちのお部屋です。
他にも演者さんの楽屋も見ることができました。
続いてこちらはお風呂場です。
ガイドさんがスライド窓を開けて見せて下さいました。
楽屋側から2階へ。
大部屋の見学をしました。
天井の梁がすごいです!
上る時は何とも感じなかった階段ですが、下る時は緊張しました。
結構、急です。
行かれる方はゆっくりと気をつけて降りて下さいね。
奈落
舞台の下、奈落へ行きました。
↑こちらは廻り舞台を動かす回転ゴマという舞台装置です。
4人で回転させるそうですよ。
↑廻り舞台の裏を撮影してみました。
立派な木材です。
直径7.3mもある廻り舞台を楽に動かすための装置・回転ゴマです。
↑こちらは廻り舞台にあるセリです。
奈落から舞台へ役者を「よいしょ」と持ち上げます。
セリのサイズは0.9m×1.9mです。
木造建築の大敵である湿気対策として、扇風機が回してありました。
隅々までガイドをしていただき、その後は地上に上がって行きました。
こちらは増築した楽屋です。
金丸座とは通路でつながっています。
劇場内にある楽屋では、今の歌舞伎役者さんの身体のサイズには狭いですよね。
さぬき富士
旧金毘羅大芝居を見学した後は琴平駅へ向かったのですが、その途中、気になる案内を見つけました。
さぬき百景の一つ、さぬき富士です。
たおやかな山容です。
ぼーーっと眺めていたらなんとも幸せな気分になりましたよ。
行きは通らなかった金倉川沿いを通って琴電の駅へ向かいました。
夜は提灯が灯るのかしら?
風情があって良いですね。
復路も琴電でのんびりと車窓を楽しみました。
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…
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