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粋な初夏の風物詩 東をどりへ行って来ました

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おはようございます!Micandaです。

金沢旅行で芸妓さんの世界について学び、その世界をもっと知りたくなりました。
その後、品川芸者さんにお座敷遊びを教えていただく会に参加しました。
思っていた以上に楽しく、生で聴く三味線の音色やお座敷唄に魅了されました。

教えて下さった芸者さんがちゃきちゃきとして粋な人柄の方だったのですが、女性らしい艶やかさも併せ持ったとても素敵な方でした。
盛り上げ上手な方で、参加者全員で楽しくお座敷遊びをして盛り上がりました。
お茶しか飲んでないのに(笑)
その後、Micandaと夫・ナリの中でお座敷唄がブームとなり、しばらく歌ったり、踊ったりしてました(;^ω^)

そんなわけで、また芸者さんの文化に触れたいと思い、新橋演舞場で開かれた東をどりへ行って来ました。(開催期間:2017年5月25~28日)

今日は東をどりについて綴ります。

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東をどり

東をどりは、普段は“一見さんお断り”の新橋芸者さんの芸を見られる貴重な場です。
毎年、新橋演舞場で4日間だけ行われる、新橋芸者さんの芸の発表の場です。
唄や踊りだけでなく、お芝居まで披露されていました。

東をどりは1925年(大正14年)に始まり、今年で93回目だそうです。
こんなにも歴史のある催しだとは知りませんでした。
1925年の新橋演舞場のこけら落としが第一回東をどりだそうです。(東をどりパンフレットより。)

また、事前予約が必要ですが、一流料亭(東京吉兆、新喜楽、金田中など)のお弁当が幕間に楽しめます。
他にも、芸者さんのお点前を拝見しながらお抹茶とお菓子をいただけたり、料亭の肴(さかな)片手に銘酒やドンペリまで楽しめる大人のイベントでした。
(ドンペリと肴に興味があったのですが、後半ゆでだこ状態で爆睡してしまいそうなのでやめておきました💦アルコールにもっと強くなりたいです。)

星月妓夜譚(ほしとつきめぐるよばなし)

毎年演目が違うようですが、今年の演目は「星月妓夜譚(ほしとつきめぐるよばなし)」という何とも乙女心がくすぐられる演目でした。(乙女…?)
今年は日本舞踊 尾上流家元 尾上菊之丞さんが総監督として指揮をとられたそうです。

第一幕
上、島の千歳
下、流星

第二幕
第一景 新橋料亭
第二景 一番星
第三景 天の川
第四景 中秋の名月
第五景 昴
第六景 狩人星
第七景 宵の明星
第八景 フィナーレ

第一幕30分、幕間30分、第二幕30分です。
「もっと観たい!」と思うのですが、集中してじっくりと見るにはちょうど良い時間なのかもしれません。

指先まで軟らかく、たおやかな所作が、女性の私から見てもなんとも優しくて艶っぽくて素敵でした。
それとは対照的に、歯切れのいい三味線の音色がきりっと男前でかっこよかったです。(男前なんていったら怒られるかしら。)
三味線の音を聴くとシャキッとして、何となく集中力が増すような気になるのは私だけでしょうか?

芸者さんが日頃のお稽古で磨き上げた芸が何より素晴らしいのですが、舞台演出も美しくて、和の世界にどっぷりと浸れました。
外国人のお友達を招待してあげてもとても喜んでもらえそうです。

演目の内、いくつかお芝居もあるのですが、男性役も芸者さんが演じていました。
ユーモアたっぷりのかわいい役もあり、楽しかったです。
また、お芝居全体を通して台詞回しが優しくて、素敵でした。

点茶席

アルコールに弱い私たちはおとなしくお抹茶をいただきました。
私たちは開演前にいただきましたよ。
芸者さんの美しいお点前を拝見できるのもいいです。
まずはお茶席の会場(2階ロビー右手奥)の前でお支払いをし(1,000円)、和菓子をいただいて入場しました。

床几台(しょうぎだい)に腰かけるとタイミングがよかったのか、すぐにお茶を持ってきて下さいました。
(お茶は芸者さんではなく、裏でどなたかが点てたものを係りの方が運んできて下さいます。)

こんな抹茶茶碗でいただきました。
夏山に雲がたなびいているのかしら?

お饅頭はこんな素敵な箱に入っていました。

この箱の地色は「新橋色」というそうです。(水色ぽい色)
日本画の衣装で好んで使われたことで、明治中頃、新橋芸者さんの間で流行色になり、「新橋色」と名付けられたとか。
色柄がとても美しいので何かに再利用できないか考え中です。
貧乏性なので、きれいな箱とか捨てられないタイプです。(笑)

こしあんの入ったお饅頭でした。
お饅頭は榮太樓、お抹茶は伊藤園のものだそうです。

大人気で混み合いますが、和の気分が盛り上がっていいですね。
私たちが行った日は、開演前より幕間のほうが混んでいました。

酒蔵の銘酒とドン ペリニヨン

2階ロビー正面には日本酒と肴を楽しめるコーナーがありました。
こちらも人気でたくさんの人であふれていました。

その場では写真を撮るのに精一杯で、今頃になってちゃんと見ました。
玉子焼きを肴に日本酒をいただくなんていいですね✨

2階下手(しもて)廊下にはドン ペリニヨンのブースがありました。


粋でオシャレなお客さんや場の雰囲気で近寄りづらかったです。(笑)

ひそかに来年は飲んでみたいと思っています (*‘ω‘ *)♡
途中で寝ちゃうかな…💦

観客の装い

観客の方もお着物の方が結構いました。
他のイベントよりちゃんとした服装の方が多かったですね。
私は初めて行くということもあり、ワンピーススーツで行ったのですが、特に浮くこともなくほっとしまた。
スーツでなくても、いつもより少しだけ華やかな恰好でよいかと思います。
ただ、ご年配の方が多い催し物でもあるので、ダメージジーンズにTシャツなどは避けた方がよいかと思います。

男性はカジュアルスーツやシャツ+スラックスの方が多かったです。
中には粋に着物を着こなしている素敵な紳士もいらっしゃいましたよ。
ご年配の方が不快な気分にならない、清潔感と品のあるスタイルであればよいかと思います。

座席

私は2階席上手(かみて)寄りの中央の席(2階一列35番)でチケットを取りました。(入場料 6,000円)
ほぼ全体が見渡せ、観やすい席でした。
花道の奥の方が見えないくらいでした。

他にも、桟敷席9,000円、一階席7,000円、二階左席・三階席2,500円の席もあります。
(私は松竹株式会社のウェブサイトからチケットを購入しました。)

なかなか触れる機会がない芸者さんの世界を楽しめる粋な催しでした。
東をどりは日本の伝統文化を守り続けたいという人たちの熱い思いで続いているんだなぁ~と強く感じました。
来年もまた東をどりを観に行きたいです♪

 

今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…

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