おはようございます!Micandaです。
私が鹿児島旅行で出会ってその美しさに感動し、欲しくなってしまった物があります。
それは磯工芸館で展示、販売されていた薩摩切子です。
ということで、今日は磯工芸館と薩摩切子について綴ります。
磯工芸館
磯工芸館は現在は薩摩切子のギャラリーショップになっているのですが、元々は島津家吉野植林事務所として明治42年に建てられた建物です。(『ココミル 鹿児島』情報。)
国登録有形文化財の指定を受けている、和洋折衷のおしゃれレトロな建物です。
お隣に建っているスターバックスコーヒーも周りの雰囲気に合った素敵な造りになっていました。
スターバックスコーヒーのウェブサイトによると、登録有形文化財の「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした建築とのことです。
スターバックスコーヒーの看板がさり気なく出ています。
2017年3月29日にオープンしたばかりの新しい店舗だそうです。
行ってみたかったのですが、両棒餅を食べたばかりだったのでガマンです💦
スタバはさておき、磯工芸館の館内には色とりどりの美しい薩摩切子が展示されており、うっとり✨しました。
あまりの美しさに見入ってしまい、予定よりも長い時間、滞在してしまいました。
磯工芸館に住み着きたいくらい美しい薩摩切子でした。
ちょうど薩摩切子のひな壇が展示されていたので、撮影させていただきました。
薩摩切子
以下、株式会社島津工業のリーフレットを参考にして綴ります。
歴史
以前に島津斉彬公(1851年に薩摩藩主就任)が中心になって行った集成館事業のお話をしましたが(鹿児島旅行⑤)、薩摩切子事業もその一つでした。
軍備強化だけでなく、国を豊かにしていくために薩摩切子を輸出していこうと考えていたそうです。
残念ながら1858年に島津斉彬公が亡くなり、薩摩切子の製造も1877年の西南戦争の頃に途絶えてしまいました。
現在の薩摩切子は、1985年に株式会社 島津興業が復元事業に着手したことにより生み出されています。
1989年に鹿児島県伝統工芸品に指定されたそうです。
作り方
磯工芸館の裏手にある薩摩切子工場で薩摩切子作りを見学できます。
職人さんたちが溶けたガラスを成形し、それを冷まし、繊細な加工を施していくところを間近に見学できる貴重な場所です。
生地作りと加工は別の部屋で行われています。
切子は熱した色ガラスを膨らましてお椀状にしたものに、熱した透明のガラスを流し込んで2層にします。
↓これは完成した物を切ったものですが、外側が色ガラス、内側が透明ガラスになっているのが良く分かります。
その後、成形して、冷ましたものをカットして(色ガラス部分のみ)柄をつけていきます。
↑写真がぼやけていますが、色部分が削られて、透明なラインが入っています。
長くなってきたので、続きは次回に…
次回は薩摩切子の詳しい作り方と薩摩切子と江戸切子の違いについて綴ります。
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…
鹿児島旅行の記事の一覧は以下をご覧ください。
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