おはようございます!Micandaです。
今日は前回綴った磯工芸館の後に行った仙巌園と尚古集成館のお話です。
仙巌園のパンフレットとウェブサイトを参考に綴ります。
仙巌園(せんがんえん)
仙巌園は島津家の19代藩主・光久公が別邸として1658年に構えました。
敷地はおよそ50,000平方メートル(15,000坪)もあるそうです。
そして、よく手入れの行き届いた仙巌園のお庭は、庭園内だけの眺めを楽しむだけではなく、錦江湾と桜島も一緒に眺めることでさらに美しい庭園となります。
仙巌園は錦江湾を池に、桜島を築山に見立てて造園された、スケールの大きい借景庭園なのです。
私たちが訪れた時は小雨が降ったり止んだりの曇天だったので、桜島はぼんやりと見えたくらいでした。
錫門
錫門という、当時は藩主と嫡男しか通ることが出来なかった門があります。
錫門は屋根が瓦葺きではなくて錫葺きになっており、仙巌園のウェブサイトによると約1トンもあるそうです。
当時、薩摩では良質な錫が採掘されていたそうです。
初めは正門だったそうですが、27代藩主・斉興公時代の庭園拡張工事により中門になりました。
御殿
島津家の方たちが生活をされたり、お仕事をされたり、お客様をもてなしたりされた御殿です。
御殿は明治時代に29代島津忠義公が本邸として使用していたそうです。
私は残念ながら参加できなかったのですが、20分おきに御殿内を見学できるガイドツアーもあります。
ツアーの後はお抹茶と島津家ゆかりの和菓子がいただけるそうです。
次に仙巌園に行く時はガイドツアーにぜひ参加したいです。
外から化粧の間(身支度をする部屋)と居間は見ることができました。
望嶽楼
傾いて見えますが、実物は傾いていません。
私の撮影がヘタなだけです💦
望嶽楼は庭園内に建てられており、ここで寛いだり、面談をしたりするそうです。
桜島が美しく見える場所に建てられています。
南国 薩摩ならではのあずまやですね。
仙巌園のウェブサイトに望嶽楼について分かりやすく説明がされていますので引用させてもらいます。
桜島(嶽)を眺める(望)ためにつくられたあずまや(楼)です。およそ350年前に琉球王国から贈られたそうです。島津斉彬が勝海舟と面談したのはここ。島津忠義がロシアの皇帝ニコライ2世と会ったのもここ。まさに、重要な歴史の1ページが刻まれた場所です。
望嶽楼の床はこんなふうになっていました。
他にも…
こんな趣のある鶴灯籠や
写真映えする池があったり
NHKの大河ドラマ『篤姫』の撮影で使われた場所や…
美しいお花も見ることができました。
そして明治日本の産業革命の地である仙巌園には
庭園内に水力発電用ダム跡や…
大砲を鋳造するため造られた反射炉の基礎部分の石積みや…
反射炉のレプリカや…
鉄製150ポンド砲が展示されています。
それ以外にも島津家の歴代当主や家族を祀った鶴嶺神社や朝鮮出兵の時に時計代わりに連れて行った猫を祀った神社など…(猫の瞳孔の開き具合で時間がわかるそうな…)
見どころがたくさんあります。
園内にはレストランやショップもあります。
私は国産紅茶の『姫ふうき』、『島津紅茶』、『姫ひかり』、『武士の紅茶』、『桜島小みかん×かごしま和紅茶』を買いました。
全て鹿児島産の茶葉を使った紅茶です。
それぞれの量は少ないですが、しばらく紅茶を楽しめそうです。
尚古集成館
そして磯地区の最後に尚古集成館本館と別館に行きました。
尚古集成館は仙巌園の入場券で見学できます。
閉館時間が迫り、かなり駆け足で見てきましたので、見られなかった物がたくさんあると思います💦
本館
尚古集成館本館は島津斉彬公の進めた集成館事業のために建てられた機械工場です。
1865年に完成した建物で、現在は島津家の歴史資料や集成館事業の象徴でもある反射炉の模型などが展示された博物館になっています。
残念ながら館内は撮影禁止のため写真はありませんが、梁などに歴史を感じる建物です。
2015年に「明治日本の産業革命遺産」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
別館
別館は時季ごとに企画展が開かれており、私たちが行った時は『島津家伝来 人形と雛道具展』が開催されていました。
島津家に伝わるひな人形、雛道具、御所人形などが展示されていました。
島津のお姫様が愛でたお人形を実際に見られたのは貴重な体験でした。
私たちは磯地区には3~4時間しか滞在できなかったのですが、また機会があれば次は1日かけて仙巌園や尚古集成館などを見学したいです。
集成館事業について学び感じたことは、私の工業関係の知識があまりに乏しく、理解力と吸収力が恐ろしく悪いということです。とほほ… (-_-;)
仙巌園の営業時間等についてはこちらをご覧ください→仙巌園ウェブサイト 営業案内ページ
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた…
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